金買取は世界中で行われています。日本でも定期的に価格が変わることは金買取を利用したことのある人なら誰でも知っていることではないでしょうか。日本では東京工業品取引所が中心となっていますし、アメリカならシカゴが中心です。地域ごとに中心となる相場があるのですが、世界的に最も大きな相場はロンドンです。
ロンドンは大英帝国の時に取引の相場を整備し、それが現在でも中心となって金買取が行われていると言えるでしょう。ロンドンは国として金融には力を入れていて、イングランド銀行が中心となって相場を維持していると考えられます。このロンドンでの取引のことをロコ・ロンドンと呼びます。ロンドンで取引が行われているとは言っても、取引に使われる通貨はドルです。
世界の基軸通貨であるドルで売買されていますから、ロンドンの値動きを見ながら現実的な金買取を利用しようと考えるのならドル・円レートを常に意識しておくことも必要となってきます。ロコ・ロンドンではドル建てで金の価格が取引されていますが、それとともに輸送費や保険料などを加えた価格で取引がされています。相場で決まりますから、実際の価格は需要と供給十によって決まっていると言えるでしょう。金というと宝飾品というイメージがあると思いますが、それ以外にも資産運用のためであったり工業品であったり、いろいろなものに使われていますから、需要面での影響は非常に複雑だと考えられています。